散歩道
『で。麻里はどうなりたいの?』
授業が始まっても、私たちの会話は止まらなかった。
私の席が一番奥の一番後ろで、私のとなりに奈美、奈美の前に大輔が座っている。
一週間前にした席替えのくじ引きで、こんな運命的な組合せになった。
おかげで
『お前ら仕組んだろ』的な目でクラス全員に見られた。
いやいや。
自分たちもびっくりしたから。
『どうなりたいって?』
奈美の言葉の意味が分からなくて、聞き返した。
国語の荒井が意味深な目でこっちを見ている。
うるさいって言いたいんだろうなぁ…
『孝之君と。ってことだろ?』
奈美の代わりに大輔が答えた。
あぁ。
そういうこと。
授業が始まっても、私たちの会話は止まらなかった。
私の席が一番奥の一番後ろで、私のとなりに奈美、奈美の前に大輔が座っている。
一週間前にした席替えのくじ引きで、こんな運命的な組合せになった。
おかげで
『お前ら仕組んだろ』的な目でクラス全員に見られた。
いやいや。
自分たちもびっくりしたから。
『どうなりたいって?』
奈美の言葉の意味が分からなくて、聞き返した。
国語の荒井が意味深な目でこっちを見ている。
うるさいって言いたいんだろうなぁ…
『孝之君と。ってことだろ?』
奈美の代わりに大輔が答えた。
あぁ。
そういうこと。