妹の恋人[完]
ああ、やっぱり。ワタルはカナコを中学生だと思っているんだ。
「俺が勉強教えてあげるって!」
「あはは」
こらえきれずに笑ってしまった俺に、ワタルは不思議そうな顔をして頭に?をたくさん浮かべている。
「ごめん、カナコはまだ小学3年生なんだ」
「えーーーー!!!」
体育館に残っていた数名の部員が、ワタルの叫び声に反応して近くへ寄ってきてしまった。
「どうした?」
声をかけてきたのは、片付け終わって体育館を出ようとしていた松本先輩。
「え、いえあの・・・コウヘイの妹が3年生って話をしてて」
はははっと乾いた笑いのワタルに、笑いが止まらない俺。
「へ~、妹ちゃんもここ受験するの?」
ワタルと同じように中学生だと思ったらしく、なんでそんなにおかしいの?と不思議そうな松本先輩。
先輩と一緒に部室へ戻りつつ、中学生ではなく小学生だということを伝えると、松本先輩も同じように驚いた。
「俺が勉強教えてあげるって!」
「あはは」
こらえきれずに笑ってしまった俺に、ワタルは不思議そうな顔をして頭に?をたくさん浮かべている。
「ごめん、カナコはまだ小学3年生なんだ」
「えーーーー!!!」
体育館に残っていた数名の部員が、ワタルの叫び声に反応して近くへ寄ってきてしまった。
「どうした?」
声をかけてきたのは、片付け終わって体育館を出ようとしていた松本先輩。
「え、いえあの・・・コウヘイの妹が3年生って話をしてて」
はははっと乾いた笑いのワタルに、笑いが止まらない俺。
「へ~、妹ちゃんもここ受験するの?」
ワタルと同じように中学生だと思ったらしく、なんでそんなにおかしいの?と不思議そうな松本先輩。
先輩と一緒に部室へ戻りつつ、中学生ではなく小学生だということを伝えると、松本先輩も同じように驚いた。