妹の恋人[完]
家族の愛情と恋愛感情は何が違うんだろうか。
恋愛に興味がなかった俺に、初めて好きだという気持ちを教えてくれたのは、高橋さん。
カナコを可愛い、愛おしいと思うのは、家族だから?血のつながりがそう思わせるのか?
高橋さんには兄弟がいないから、よくわからないと言っていた。
でも、ワタルに対する気持ちは、恋愛とは違うという。
・・・何が違うの?
「コウヘイ君、難しく考えすぎじゃない?」
食べ終わったお弁当箱を丁寧に片付け、バッグに入れる。
「私とワタルは兄弟ではないけど、でも小さいころから一緒にそだったのよ。学校は違っても、一緒にいる時間は長かったもの」
だから、兄弟みたいな関係だと思っているんだという。
「私はワタルを彼氏にしたいと思ったことないし、これからもそうは思わないと思う」
俺も、カナコを恋人にしたいとは思わない・・・だろうか。
「カナコちゃんはまだ小学生だから、私とワタルとの関係とはまた違うわね」
小さなカナコ。かわいいカナコ。
この気持ちは、なんなんだろうか。
「コウヘイ君、私はあなたのことが好きよ」
えっ!突然の告白に、改めてどきどきさせられてしまう。
高橋さんから好きと言われたのは初めてではないのに。
恋愛に興味がなかった俺に、初めて好きだという気持ちを教えてくれたのは、高橋さん。
カナコを可愛い、愛おしいと思うのは、家族だから?血のつながりがそう思わせるのか?
高橋さんには兄弟がいないから、よくわからないと言っていた。
でも、ワタルに対する気持ちは、恋愛とは違うという。
・・・何が違うの?
「コウヘイ君、難しく考えすぎじゃない?」
食べ終わったお弁当箱を丁寧に片付け、バッグに入れる。
「私とワタルは兄弟ではないけど、でも小さいころから一緒にそだったのよ。学校は違っても、一緒にいる時間は長かったもの」
だから、兄弟みたいな関係だと思っているんだという。
「私はワタルを彼氏にしたいと思ったことないし、これからもそうは思わないと思う」
俺も、カナコを恋人にしたいとは思わない・・・だろうか。
「カナコちゃんはまだ小学生だから、私とワタルとの関係とはまた違うわね」
小さなカナコ。かわいいカナコ。
この気持ちは、なんなんだろうか。
「コウヘイ君、私はあなたのことが好きよ」
えっ!突然の告白に、改めてどきどきさせられてしまう。
高橋さんから好きと言われたのは初めてではないのに。