妹の恋人[完]
バレンタインデーだから、というのもあって、バスで駅前まで出てカフェでお茶をしてから帰ることにした。
温かいコーヒーをオーダーして、窓際の席で今日学校で会ったことなどを話したりして。
「女の子たちも朝からそわそわしていたけど、それ以上に男の子が気にしていて面白かったわ」
クラスの男子を観察して笑っていたという高橋さん。
実際に新しいカップルが誕生したりしていたらしい。
「私のチョコレート、今日一番だった?」
しばらくして、俯き加減でそんなことを聞いてくる高橋さん。
なんだかかわいくて、笑ってしまった。
「ごめん、一番じゃなかったんだ」
え!っと驚いて顔をあげた高橋さんが、泣きそうな顔をしていて、あせってしまった。
「いや、あのカナコが・・・」
朝起きてすぐに、俺の部屋へチョコレートを持ってきたカナコ。
いつもよりも早起きして、一番に俺へチョコレートを渡したかったと言ってくれた。
それを聞いた父さんがやきもちを焼いていたけど、ちゃんと2番目にもらっていたし。
温かいコーヒーをオーダーして、窓際の席で今日学校で会ったことなどを話したりして。
「女の子たちも朝からそわそわしていたけど、それ以上に男の子が気にしていて面白かったわ」
クラスの男子を観察して笑っていたという高橋さん。
実際に新しいカップルが誕生したりしていたらしい。
「私のチョコレート、今日一番だった?」
しばらくして、俯き加減でそんなことを聞いてくる高橋さん。
なんだかかわいくて、笑ってしまった。
「ごめん、一番じゃなかったんだ」
え!っと驚いて顔をあげた高橋さんが、泣きそうな顔をしていて、あせってしまった。
「いや、あのカナコが・・・」
朝起きてすぐに、俺の部屋へチョコレートを持ってきたカナコ。
いつもよりも早起きして、一番に俺へチョコレートを渡したかったと言ってくれた。
それを聞いた父さんがやきもちを焼いていたけど、ちゃんと2番目にもらっていたし。