妹の恋人[完]
怪我をしてから、毎日運動もせずに勉強ばかりで固まっていた体がほぐれるような気がする。
あれだけ動かなくて悩んだ左手も、以前と同じようにとまではいかないけど、普通に生活している分にはさほど気にならなくなっていた。
足も、毎日軽くする筋トレする程度だけど筋肉を落とさないようには気を付けている。
バスケットをやっていた時よりは確実に落ちているだろうけど。
お風呂から出て、自販機でお茶を買って飲んでいると、浴衣に着替えたカナコが出てきた。
「おにいちゃん」
気持ちよかったね!と俺のお茶をとってぐいっと飲み干してしまった。
「欲しいなら、新しいの買えばいいのに」
小銭を取り出してカナコに渡すと、イオン飲料を買って俺の横に座った。
「おにいちゃんさ、高橋さんのどこが好きになったの?」
突然の質問にびっくりしてカナコを見ると、にこにこ笑いながら俺の顔を見上げていた。
「どこって・・・」
「うはは、照れてる~!」
俺、からかわれているのか?恥ずかしくて顔が赤くなったのがわかる。
「私ね、同じクラスになった青木君が気になるんだ」
あれだけ動かなくて悩んだ左手も、以前と同じようにとまではいかないけど、普通に生活している分にはさほど気にならなくなっていた。
足も、毎日軽くする筋トレする程度だけど筋肉を落とさないようには気を付けている。
バスケットをやっていた時よりは確実に落ちているだろうけど。
お風呂から出て、自販機でお茶を買って飲んでいると、浴衣に着替えたカナコが出てきた。
「おにいちゃん」
気持ちよかったね!と俺のお茶をとってぐいっと飲み干してしまった。
「欲しいなら、新しいの買えばいいのに」
小銭を取り出してカナコに渡すと、イオン飲料を買って俺の横に座った。
「おにいちゃんさ、高橋さんのどこが好きになったの?」
突然の質問にびっくりしてカナコを見ると、にこにこ笑いながら俺の顔を見上げていた。
「どこって・・・」
「うはは、照れてる~!」
俺、からかわれているのか?恥ずかしくて顔が赤くなったのがわかる。
「私ね、同じクラスになった青木君が気になるんだ」