妹の恋人[完]
小学4年生のカナコ。

好きとか嫌いとか、いろんな気持ちが入り乱れているんだろうな。

そんな中で気になりだした男の子の青木君。

なんだか複雑な気分で、カナコの話を聞いていた。

青木君はとにかく愉快な男の子のようで、本当に勉強をしないようだった。

スポーツができて明るいから人気はあるようだけど、テストの成績はいつも一番悪いらしい。

授業をまともに聞いていることも少なく、面白いことを言っているか、隠れて寝ているか。

聞けば聞くほど不安になってきてしまうんだけど、これくらいの時って、確かに明るくて元気な子が人気だったかも。
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