妹の恋人[完]
カフェを出て、高橋さんのお気に入りの雑貨屋へ向かう。
ふんわりとした雰囲気のお店で、いくつか手に取りながら買い物をする彼女の横で、何かプレゼントをしようと気づかれないようにお店の中を物色して。
どんなものがいいかと悩んだけど、無難にフォトフレームにしようかな、と一つの商品をチェック。
バイトの面接が終わったらまた買いに来ればいいかなと高橋さんの買い物が終わるのを待った。
「どうもありがとうね、助かっちゃった」
あれこれ意見を求められたけど、二人で一緒に選ぶのはそれなりに楽しくて。
細かいものをいくつか買っただけで、大きな荷物にもならなくて、ちょうどいい時間だったので駅前のバス停まで送って行った。
「今日は突然だったのにありがとうね。面接頑張って」
高橋さんの乗ったバスを見送って時計を確認すると、約束の16時より少し早いくらいの時間だった。
「歩いていけば5分前くらいに着くかな?」
駅をはさんで反対側にある焼き肉店へ向かい足を進めていく。
高橋さんが一人暮らしをするということは、地元へ戻ってくる回数も少なくなるということで。
彼女が進む大学は、俺の進学先とは電車でも反対方向にあって。
「遠距離恋愛だなぁ」
ふんわりとした雰囲気のお店で、いくつか手に取りながら買い物をする彼女の横で、何かプレゼントをしようと気づかれないようにお店の中を物色して。
どんなものがいいかと悩んだけど、無難にフォトフレームにしようかな、と一つの商品をチェック。
バイトの面接が終わったらまた買いに来ればいいかなと高橋さんの買い物が終わるのを待った。
「どうもありがとうね、助かっちゃった」
あれこれ意見を求められたけど、二人で一緒に選ぶのはそれなりに楽しくて。
細かいものをいくつか買っただけで、大きな荷物にもならなくて、ちょうどいい時間だったので駅前のバス停まで送って行った。
「今日は突然だったのにありがとうね。面接頑張って」
高橋さんの乗ったバスを見送って時計を確認すると、約束の16時より少し早いくらいの時間だった。
「歩いていけば5分前くらいに着くかな?」
駅をはさんで反対側にある焼き肉店へ向かい足を進めていく。
高橋さんが一人暮らしをするということは、地元へ戻ってくる回数も少なくなるということで。
彼女が進む大学は、俺の進学先とは電車でも反対方向にあって。
「遠距離恋愛だなぁ」