妹の恋人[完]
店の入り口そばに二人で並んで立ち、順番を待つ。
置いてあるメニュー表を見ながらどれが美味しそうだとか食べたことあるとかそんな話をしていた。
「サトミちゃ~ん!」
突然、店の中から名前を呼ばれた高橋さん。
びっくりして二人で顔をあげ店内を見渡すと、真中あたりの席から手を振る姿が。
「タクミ」
席を立ちあがって俺たちの方へ歩いてくるタクミにむかって、呟くように名前を呼んだ高橋さん。
俺はそんな彼女の表情を見て、なんともいえない気分になってしまう。
「コウヘイさんもこんにちは。今からメシなら俺たちの席に来る?」
6人掛けのテーブルに友達4人で座っているというタクミに誘われたけど、さすがに初対面の人たちとの食事は躊躇ってしまう。
それは高橋さんも同じだったようで、丁寧に断っていた。
「じゃあ、今度電話するから」
またね!と去って行ったタクミにあっけにとられながらも、二人で顔を合わせてくすくすと笑ってしまった。
置いてあるメニュー表を見ながらどれが美味しそうだとか食べたことあるとかそんな話をしていた。
「サトミちゃ~ん!」
突然、店の中から名前を呼ばれた高橋さん。
びっくりして二人で顔をあげ店内を見渡すと、真中あたりの席から手を振る姿が。
「タクミ」
席を立ちあがって俺たちの方へ歩いてくるタクミにむかって、呟くように名前を呼んだ高橋さん。
俺はそんな彼女の表情を見て、なんともいえない気分になってしまう。
「コウヘイさんもこんにちは。今からメシなら俺たちの席に来る?」
6人掛けのテーブルに友達4人で座っているというタクミに誘われたけど、さすがに初対面の人たちとの食事は躊躇ってしまう。
それは高橋さんも同じだったようで、丁寧に断っていた。
「じゃあ、今度電話するから」
またね!と去って行ったタクミにあっけにとられながらも、二人で顔を合わせてくすくすと笑ってしまった。