妹の恋人[完]
「もう、ごめんね?コウヘイ君」
くるっと俺に向きなおって、そっと俺の手を握りなおしてくる高橋さんをみて、なんだかすごく不安な気持ちが大きくなって。
「サトミ・・・あのさ」
「あ、バス来たよ!」
俺の言葉は聞こえなかったようで、そのままやってきたバスに乗り込む。
夜だというのに仕事帰りのサラリーマンで混雑していて、座るところもないので二人で並んで立つことに。
「あのさ・・・」
「ん?ああタクミだよね、本当にごめんね」
あの子昔から空気読めないって言うか、自分のことばかりで周りが見えないんだよね。
窓の外の景色を見ながら、楽しそうにタクミのことを話してくれる高橋さんに、ちょっとやきもちを覚えたりして。
くるっと俺に向きなおって、そっと俺の手を握りなおしてくる高橋さんをみて、なんだかすごく不安な気持ちが大きくなって。
「サトミ・・・あのさ」
「あ、バス来たよ!」
俺の言葉は聞こえなかったようで、そのままやってきたバスに乗り込む。
夜だというのに仕事帰りのサラリーマンで混雑していて、座るところもないので二人で並んで立つことに。
「あのさ・・・」
「ん?ああタクミだよね、本当にごめんね」
あの子昔から空気読めないって言うか、自分のことばかりで周りが見えないんだよね。
窓の外の景色を見ながら、楽しそうにタクミのことを話してくれる高橋さんに、ちょっとやきもちを覚えたりして。