妹の恋人[完]
翌日、夕方からの出勤予定だったけど、先輩と1時に駅前で待ち合わせをして少し遊ぶことに。
「コーヘイ、こっちこっち!」
バスを降りると待ってました!と先輩がバス停近くで手を振ってくれて。
早足で先輩のそばへ行くと、先輩の横には見たことのない男の人が立っていた。
「大野先輩、こちらの方は?」
先輩が連れていた男の人は、俺と同じでこの春から大学生になるらしい。
「浅野アツシです。同じ大学に通う予定なんだよ」
よろしく!と手を出されたので、思わず握り返した。
「・・・浅野コウヘイです」
俺よりも背は低いけど、がっちりしていていかにもスポーツしてました!という感じのアツシは、繋いだ俺の手を上下にぶんぶん振りながらうれしそうに笑っていて。
「浅野アツシってことは、俺よりも前なんだ」
基本的に出席番号だと一番前が多かった俺よりも、前になる人物に会うのも珍しくてなんだかおかしくて。
「コーヘイ、こっちこっち!」
バスを降りると待ってました!と先輩がバス停近くで手を振ってくれて。
早足で先輩のそばへ行くと、先輩の横には見たことのない男の人が立っていた。
「大野先輩、こちらの方は?」
先輩が連れていた男の人は、俺と同じでこの春から大学生になるらしい。
「浅野アツシです。同じ大学に通う予定なんだよ」
よろしく!と手を出されたので、思わず握り返した。
「・・・浅野コウヘイです」
俺よりも背は低いけど、がっちりしていていかにもスポーツしてました!という感じのアツシは、繋いだ俺の手を上下にぶんぶん振りながらうれしそうに笑っていて。
「浅野アツシってことは、俺よりも前なんだ」
基本的に出席番号だと一番前が多かった俺よりも、前になる人物に会うのも珍しくてなんだかおかしくて。