妹の恋人[完]
お母さーん、おにいちゃん帰ってきちゃったーとキッチンにいるであろう母さんの所へ報告に行ったカナコ。

俺はいったん部屋へ行き鞄を置いてから着替えを持ってお風呂へ行き、汗と雨で少し冷えた体を温めることにした。

湯船につかってすっきりしてからリビングへ行くと、宿題を終わらせてお茶を飲みながらテレビを見ていたカナコ。

「ご飯食べるでしょう?」

母さんがキッチンから顔を出し、温めなおした食事を並べてくれていた。

「ありがとう、いただくよ」

時計を見ると11時半を過ぎていて。

「カナコ、最近夜更かししすぎじゃないのか?」
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