妹の恋人[完]
「これから行くお店、行ったことある?」
くっついている割には、顔を見ようとしないカヨちゃんは前を向いたまま歩いていて。
「初めて行くお店だよ」
ちょっと横にずれて体を離したら、はっとして俺の方を見て、顔を赤くしていた。
「ご、ごめんね、近かったよね」
「あ、いやいいんだけどね」
そのまま他愛のない話を続けて歩いていると目的のお店についた。
創作居酒屋って書いてあるけど、お店のかまえはどう見ても料亭?
「ここうんまいんだわ」
なんだかテンション高いアツシに続いて、皆で店に入っていく。
中は落ち着いた雰囲気の居酒屋で。
今日は個室を予約してあるからと奥へと通されて。
階段を少しだけ上がった先にある個室は、思ったよりも広くて掘りごたつのようになっていた。
くっついている割には、顔を見ようとしないカヨちゃんは前を向いたまま歩いていて。
「初めて行くお店だよ」
ちょっと横にずれて体を離したら、はっとして俺の方を見て、顔を赤くしていた。
「ご、ごめんね、近かったよね」
「あ、いやいいんだけどね」
そのまま他愛のない話を続けて歩いていると目的のお店についた。
創作居酒屋って書いてあるけど、お店のかまえはどう見ても料亭?
「ここうんまいんだわ」
なんだかテンション高いアツシに続いて、皆で店に入っていく。
中は落ち着いた雰囲気の居酒屋で。
今日は個室を予約してあるからと奥へと通されて。
階段を少しだけ上がった先にある個室は、思ったよりも広くて掘りごたつのようになっていた。