妹の恋人[完]
横でカヨちゃんがうれしそうに俺を見ていて。
恥ずかしい・・・。
しっとりとしたバラードで。
彼女と別れたばかりの俺は、歌詞に感情移入してしまって歌いながらなんだか泣けてきた。
涙をぐっとこらえながら最後まで歌い切り、ふと横を見るとカヨちゃんが号泣していて。
「わーん、コウヘイ君、好きー」
なんてわけのわからないことを言いながら俺の腕にしがみついてきた。
「え、カヨちゃん!?」
「わー、珍しー。カヨが男にからむなんて初めて見たね」
ミズホちゃんがおどろいた顔をしながら隣の女の子たちと盛り上がっていて。
「さあ、しっとりとしたところで今度は元気な曲いっとく!?」
突然立ち上がったアツシが、がんがんにうるさい曲を選曲していたらしくて。
皆も立ちあがって大騒ぎ。
さっき今で泣いていたカヨちゃんも、涙がうそのようにけろっとして元気に飛び跳ねている。
なんか、本当にカナコに似ている・・・。
恥ずかしい・・・。
しっとりとしたバラードで。
彼女と別れたばかりの俺は、歌詞に感情移入してしまって歌いながらなんだか泣けてきた。
涙をぐっとこらえながら最後まで歌い切り、ふと横を見るとカヨちゃんが号泣していて。
「わーん、コウヘイ君、好きー」
なんてわけのわからないことを言いながら俺の腕にしがみついてきた。
「え、カヨちゃん!?」
「わー、珍しー。カヨが男にからむなんて初めて見たね」
ミズホちゃんがおどろいた顔をしながら隣の女の子たちと盛り上がっていて。
「さあ、しっとりとしたところで今度は元気な曲いっとく!?」
突然立ち上がったアツシが、がんがんにうるさい曲を選曲していたらしくて。
皆も立ちあがって大騒ぎ。
さっき今で泣いていたカヨちゃんも、涙がうそのようにけろっとして元気に飛び跳ねている。
なんか、本当にカナコに似ている・・・。