妹の恋人[完]
「・・・ありがとう」
彼女の腕が俺の背中にまわされ、しばらく涙を流し続けていた。
落ち着いてから部屋へ戻り、あちこちで眠っている皆を順番に起こして朝食なのか昼食なのかわからない食事を軽くとって。
しばらく待ったりしてからそれぞれ帰ることにした。
俺も皆と一緒にカヨちゃんの家を出て。
連絡先こそ以前に皆で交換したときに知っていたけど、そのまま特にこちらから連絡することもなく。
カヨちゃんからも何の連絡もないまま、夏休みは過ぎて行った。
夏休みが終わって大学が始まり。
今までとなんら変わらない日常が過ぎて行っていた。
カナコは相変わらずスイミングの毎日で、もうすぐ秋が来るというのに真っ黒に日焼けしていて健康そのもの。
時々、暇な時に母さんの代わりに車でスイミングへカナコを送り迎えしたりもするようになり、練習を目にすることも増えてきて。
スイミングスクールの待合室からガラス越しに見るカナコの泳ぎは、なかなかのもので。
同じように子供を送ってきて見学しているママさんたちに話しかけられたりして、それなりに楽しい時間を過ごしていた。
彼女の腕が俺の背中にまわされ、しばらく涙を流し続けていた。
落ち着いてから部屋へ戻り、あちこちで眠っている皆を順番に起こして朝食なのか昼食なのかわからない食事を軽くとって。
しばらく待ったりしてからそれぞれ帰ることにした。
俺も皆と一緒にカヨちゃんの家を出て。
連絡先こそ以前に皆で交換したときに知っていたけど、そのまま特にこちらから連絡することもなく。
カヨちゃんからも何の連絡もないまま、夏休みは過ぎて行った。
夏休みが終わって大学が始まり。
今までとなんら変わらない日常が過ぎて行っていた。
カナコは相変わらずスイミングの毎日で、もうすぐ秋が来るというのに真っ黒に日焼けしていて健康そのもの。
時々、暇な時に母さんの代わりに車でスイミングへカナコを送り迎えしたりもするようになり、練習を目にすることも増えてきて。
スイミングスクールの待合室からガラス越しに見るカナコの泳ぎは、なかなかのもので。
同じように子供を送ってきて見学しているママさんたちに話しかけられたりして、それなりに楽しい時間を過ごしていた。