妹の恋人[完]
授業もすべて終わり、アツシをタクシー乗り場まで送りタクシーに乗せてからカヨちゃんとの待ち合わせ場所である食堂へと向かった。
食堂ではお昼休みと同じ席で一人コーヒーを飲んでいるカヨちゃんがいて。
窓の外を通った友達らしき子に手を振ったりして時間をつぶしていたようだった。
「遅くなってごめんね?」
授業が終わった後に、アツシをタクシーに乗せることをメールで連絡しておいたので、多少は遅くなることを覚悟してくれていたようで。
「ううん、コーヒー飲んでたし、さっきまでミズホも一緒だったのよ」
飲み終わった紙コップをゴミ箱へ捨てると、二人で一緒に外へ出ることにした。
「二人きりのデートなんて、初めてだねー」
いつものメンバーで遊ぶことはあっても、二人きりで会うのは今日が初めてで。
「どこか、行きたいところある?」
大学を出て大通りを歩きながら、横を歩くカヨちゃんを見ると、きょろきょろとしながらどこがいいかかんがえているようで。
なんだかそんなしぐさがかわいくて。ふっとカナコを思い出した。
食堂ではお昼休みと同じ席で一人コーヒーを飲んでいるカヨちゃんがいて。
窓の外を通った友達らしき子に手を振ったりして時間をつぶしていたようだった。
「遅くなってごめんね?」
授業が終わった後に、アツシをタクシーに乗せることをメールで連絡しておいたので、多少は遅くなることを覚悟してくれていたようで。
「ううん、コーヒー飲んでたし、さっきまでミズホも一緒だったのよ」
飲み終わった紙コップをゴミ箱へ捨てると、二人で一緒に外へ出ることにした。
「二人きりのデートなんて、初めてだねー」
いつものメンバーで遊ぶことはあっても、二人きりで会うのは今日が初めてで。
「どこか、行きたいところある?」
大学を出て大通りを歩きながら、横を歩くカヨちゃんを見ると、きょろきょろとしながらどこがいいかかんがえているようで。
なんだかそんなしぐさがかわいくて。ふっとカナコを思い出した。