妹の恋人[完]
家庭教師の顔合わせの日。
母さんに教えてもらった家は、自宅から歩いて10分くらいのところで。
「・・・でかい・・・」
思わず見上げてしまうほど、とても立派なお宅だった。
インターホンを押すと、家の中からお母さんらしき女性が出てきて。
「まあ、浅野先生?お待ちしてました」
初対面で先生と呼ばれて、恥ずかしい・・・。
家へ上がると、家の中も広くて。
なんだか落ち着かない気持ちのままリビングに通された。
ソファに座っていた女の子と目が合うと、すくっと立ちあがって挨拶をしてくれて。
「先生こんにちは。アヤです。よろしくお願いします!」
ショートカットで大きな目をした可愛らしい子で。
「浅野コウヘイです。よろしく!」
とっても元気が良くて、はきはきとしている気持ちのいい子だった。
「さっそくなんですけど、今ここをやってますの」
おそらく、塾で使っているのであろうテキストをいくつか見せてくれて。
塾で行われた模試の結果も見せてくれた。
成績はかなりいい方で、家庭教師なんて必要ないんじゃないだろうかと思うほど。
ただ、聞いていたとおりその中でも数学だけ少し低いようだった。
母さんに教えてもらった家は、自宅から歩いて10分くらいのところで。
「・・・でかい・・・」
思わず見上げてしまうほど、とても立派なお宅だった。
インターホンを押すと、家の中からお母さんらしき女性が出てきて。
「まあ、浅野先生?お待ちしてました」
初対面で先生と呼ばれて、恥ずかしい・・・。
家へ上がると、家の中も広くて。
なんだか落ち着かない気持ちのままリビングに通された。
ソファに座っていた女の子と目が合うと、すくっと立ちあがって挨拶をしてくれて。
「先生こんにちは。アヤです。よろしくお願いします!」
ショートカットで大きな目をした可愛らしい子で。
「浅野コウヘイです。よろしく!」
とっても元気が良くて、はきはきとしている気持ちのいい子だった。
「さっそくなんですけど、今ここをやってますの」
おそらく、塾で使っているのであろうテキストをいくつか見せてくれて。
塾で行われた模試の結果も見せてくれた。
成績はかなりいい方で、家庭教師なんて必要ないんじゃないだろうかと思うほど。
ただ、聞いていたとおりその中でも数学だけ少し低いようだった。