妹の恋人[完]
結局、カヨちゃんへのプレゼントはいいものが見つからず、紙袋の中には4人にプレゼントしたものよりも少しだけ大きい、それでもちょこんと飾れそうなサイズのブリザーブドフラワーを用意しておいた。
今日、一緒に買い物へ行く時に何か他の物を買ってあげることができたらいいんだけど。
駅に着いて電車に乗り込んだところで、カヨちゃんにその旨を伝えるメールを送る。
これはいつものことで、すっかり習慣になっていた。
でも、今日はカヨちゃんのマンションへ行く前に一緒に駅で待ち合わせをして買い物をすることになっていて。
電車を降りると、改札の前で寒そうにマフラーに鼻をうずめるカヨちゃんが、俺を見つけて笑顔で手を振っていた。
「ごめんね、寒かっただろ?」
「ううん、マンションから走ってきたから大丈夫」
頬を赤くしているカヨちゃんは、本当に走ってきたようで。
マフラーを深くしている割にはさむそうではなかった。
どこへ行こうかという話になり、正直にまだプレゼントを用意していないことを伝える。
「ごめんね。どうしてもいいものが思い浮かばなくて」
なんだかかっこ悪いけど、仕方がない。どうせなら喜んで欲しいし。
「なーんか、コウヘイ君らしいね!」
今日、一緒に買い物へ行く時に何か他の物を買ってあげることができたらいいんだけど。
駅に着いて電車に乗り込んだところで、カヨちゃんにその旨を伝えるメールを送る。
これはいつものことで、すっかり習慣になっていた。
でも、今日はカヨちゃんのマンションへ行く前に一緒に駅で待ち合わせをして買い物をすることになっていて。
電車を降りると、改札の前で寒そうにマフラーに鼻をうずめるカヨちゃんが、俺を見つけて笑顔で手を振っていた。
「ごめんね、寒かっただろ?」
「ううん、マンションから走ってきたから大丈夫」
頬を赤くしているカヨちゃんは、本当に走ってきたようで。
マフラーを深くしている割にはさむそうではなかった。
どこへ行こうかという話になり、正直にまだプレゼントを用意していないことを伝える。
「ごめんね。どうしてもいいものが思い浮かばなくて」
なんだかかっこ悪いけど、仕方がない。どうせなら喜んで欲しいし。
「なーんか、コウヘイ君らしいね!」