妹の恋人[完]
「元気出せ。カナコの彼氏は、俺が選んでやるよ」

「あは。それがいいかもね!素敵な人をよろしく!」

それ以来、カナコの口から青木君の名前を聞くことはなくて。

塾も、夏季講習だけで辞めてしまった。

水泳部は続けていたようだけど、しばらくスランプが続いたようで。

しばらくはいつもよりも早く帰宅していたようだった。


俺はというと、二学期になり塾も受験ムードが高まってきていて。

またこの季節が来たなぁなんて考えながら、皆の気持ちを後押しできるように授業をこなしていた。

大学も、たまに皆で飲みに行って、たまに羽目を外したりすることもあったけど。

特定の彼女ができるわけでもなく、それなりに皆で楽しく過ごしていた。
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