妹の恋人[完]
公立高校試験当日。
天気はあいにくの雨で。
でも、いつものように家を出る前にカナコがぎゅっと抱きついてきて「大丈夫!」と言ってくれた。
どんなお守りよりも、それだけで安心できるんだ。
「行ってきます!」
母さんとカナコに見送られて、いつものように家を出た。
試験は順調に進んで、すべての回答欄を埋めることができた。
自己採点してみても、まずまず。
終わってから家に電話をして、全部できたことを伝え、塾による。
同じ試験会場だったけど会うことがなかった高橋さんと塾で会えた。
「どうだった?」
いつものように隣の席に座り、もう参考書は出さずに高橋さんの顔を見る。
「うん、全部回答欄埋めれたよ」
やっと終わったね!と笑顔で答えてくれた高橋さん。
天気はあいにくの雨で。
でも、いつものように家を出る前にカナコがぎゅっと抱きついてきて「大丈夫!」と言ってくれた。
どんなお守りよりも、それだけで安心できるんだ。
「行ってきます!」
母さんとカナコに見送られて、いつものように家を出た。
試験は順調に進んで、すべての回答欄を埋めることができた。
自己採点してみても、まずまず。
終わってから家に電話をして、全部できたことを伝え、塾による。
同じ試験会場だったけど会うことがなかった高橋さんと塾で会えた。
「どうだった?」
いつものように隣の席に座り、もう参考書は出さずに高橋さんの顔を見る。
「うん、全部回答欄埋めれたよ」
やっと終わったね!と笑顔で答えてくれた高橋さん。