妹の恋人[完]
涙でぬれたほほを手でぬぐい、電話を切った高橋さん。
「浅野君、ありがとうね」
電話を俺に開けてくれる。
電話の前に立ち、ちらっと高橋さんを見ると俺に背中を向けて待っていてくれるようだ。
気を使ってくれているのかな?
「あ、母さん?コウヘイ。ああ、そう合格したよ」
電話の向こうで大喜びしている母さん。
母さんの声を聞いて、カナコも大きな声で「おにーちゃん、おめでとう!」と叫んで喜んでいる声が聞こえた。
なんだか嬉しそうに飛び跳ねているカナコが想像できて、ほほがゆるんでしまう。
『高橋さんはどうだったの?』
「合格していたよ」
よかったわね!二人ともよく頑張ったもの。
電話の向こうで涙を拭いているのか、ハナ声の母さん。
「ありがとう。もうすこしたら帰るから」
「浅野君、ありがとうね」
電話を俺に開けてくれる。
電話の前に立ち、ちらっと高橋さんを見ると俺に背中を向けて待っていてくれるようだ。
気を使ってくれているのかな?
「あ、母さん?コウヘイ。ああ、そう合格したよ」
電話の向こうで大喜びしている母さん。
母さんの声を聞いて、カナコも大きな声で「おにーちゃん、おめでとう!」と叫んで喜んでいる声が聞こえた。
なんだか嬉しそうに飛び跳ねているカナコが想像できて、ほほがゆるんでしまう。
『高橋さんはどうだったの?』
「合格していたよ」
よかったわね!二人ともよく頑張ったもの。
電話の向こうで涙を拭いているのか、ハナ声の母さん。
「ありがとう。もうすこしたら帰るから」