妹の恋人[完]
大学入学とともに一人暮らしを始めた人もいれば、この春から始めた人もいて。
「でもさー。引っ越してすぐに研修で家を空けるだろ?なんか一ヶ月分の家賃帰せって感じだよ」
「はは。確かに!」
仕事で一日があっという間に終わってしまって。
前日遅くまで飲み過ぎたのと、明日からの研修の人日もあり、定時でまっすぐ家へ帰った。
早い時間に帰宅したので、荷造りをしてから隣のハナちゃん宅へ挨拶に伺うことにして。
俺が留守の間、カナコは今以上にお世話になることになっているので、会社帰りに駅前のケーキ屋で買ったケーキを手土産に持って行った。
「毎日連絡するから」
翌日。
いつもよりも1本早い電車に乗るため、いつもよりも早く家を出た俺。
カナコはさみしそうにしていたけど、母さんも帰国してくれるし、入学式も控えていた。
「気を付けてね!毎日ちゃんと電話してよ!」
くしゃくしゃっとカナコの頭をなでてから、バス停へ向かったけど。
こんなに長い時間カナコと離れるのも初めてで。
なんだか、俺の方がさみしく感じているんじゃないだろうか。
「でもさー。引っ越してすぐに研修で家を空けるだろ?なんか一ヶ月分の家賃帰せって感じだよ」
「はは。確かに!」
仕事で一日があっという間に終わってしまって。
前日遅くまで飲み過ぎたのと、明日からの研修の人日もあり、定時でまっすぐ家へ帰った。
早い時間に帰宅したので、荷造りをしてから隣のハナちゃん宅へ挨拶に伺うことにして。
俺が留守の間、カナコは今以上にお世話になることになっているので、会社帰りに駅前のケーキ屋で買ったケーキを手土産に持って行った。
「毎日連絡するから」
翌日。
いつもよりも1本早い電車に乗るため、いつもよりも早く家を出た俺。
カナコはさみしそうにしていたけど、母さんも帰国してくれるし、入学式も控えていた。
「気を付けてね!毎日ちゃんと電話してよ!」
くしゃくしゃっとカナコの頭をなでてから、バス停へ向かったけど。
こんなに長い時間カナコと離れるのも初めてで。
なんだか、俺の方がさみしく感じているんじゃないだろうか。