妹の恋人[完]
皆が新しい生活にそれなりに順調で、離れていても家族はやはり大切なのだと実感できた。
週末は3人で買い物へ行った以外はずっと家にいて。
あっという間に日曜日の夕方になってしまい、母さんの運転する俺の車で駅まで送ってもらった。
「ありがとう。カナコ、また土曜日にな」
「うん、おにいちゃん、電話もしてね!」
二人と別れてから、荷物を抱えて電車に乗り込んで。
研修施設までは少し遠く、持ってきた本を読みながら過ごしていた。
駅からはタクシーで行くことにしていたけど、その前に駅前にあるスーパーに寄り、日持ちのしそうなつまみ類を買い込んで。
研修施設に着いたころには、夕飯の時間を過ぎてしまっていた。
「おー、やっと来た浅野君」
部屋へ着くと、夕飯を食べ終わった河合がテレビをBGMに本を読んでいて。
「思ったより遅くなってしまったよ」
荷物を片付け、冷蔵庫へ食料を詰め込むと、夕飯用に買ったお弁当とビールを2本持って机の前に座った。
「お、ありがと」
ビールを差し出すと、受け取ってすぐに飲み始めた河合。
飲みたかったのをどうやら俺が戻るのを待っていてくれたらしい。
週末は3人で買い物へ行った以外はずっと家にいて。
あっという間に日曜日の夕方になってしまい、母さんの運転する俺の車で駅まで送ってもらった。
「ありがとう。カナコ、また土曜日にな」
「うん、おにいちゃん、電話もしてね!」
二人と別れてから、荷物を抱えて電車に乗り込んで。
研修施設までは少し遠く、持ってきた本を読みながら過ごしていた。
駅からはタクシーで行くことにしていたけど、その前に駅前にあるスーパーに寄り、日持ちのしそうなつまみ類を買い込んで。
研修施設に着いたころには、夕飯の時間を過ぎてしまっていた。
「おー、やっと来た浅野君」
部屋へ着くと、夕飯を食べ終わった河合がテレビをBGMに本を読んでいて。
「思ったより遅くなってしまったよ」
荷物を片付け、冷蔵庫へ食料を詰め込むと、夕飯用に買ったお弁当とビールを2本持って机の前に座った。
「お、ありがと」
ビールを差し出すと、受け取ってすぐに飲み始めた河合。
飲みたかったのをどうやら俺が戻るのを待っていてくれたらしい。