妹の恋人[完]
車に乗り込み、カナコの学校の話を聞きながら1時間くらいかけて大きいショッピングセンターへ到着。
いろんなお店を見て回りながら、出たばかりの給料でカナコにワンピースを買ってあげた。
「ありがとう!」
新しいワンピースを大切に抱え、ご機嫌なカナコ。
俺も、自分用にネクタイを買い、お昼御飯を食べてから食料品を買い込み、夕方には帰宅した。
平日、隣の竹内さんにお世話になりっぱなしなので、予定のない週末は自分たちでできるだけやることにして。
夕飯をカナコと一緒に作りながら、なれなかった家事もなんとかこなせるようになっていて。
「週末がお天気だと、洗濯物が乾いて気持ちいいね!」
すっかり主婦のようなことを言うカナコが、少しかわいそうとも思いつつ。
好きでやっているようにも見えるので、俺も手伝いはするけど甘えている部分もあって。
平日なかなか手伝えない分、休日はできるだけ家のことを進んでやるようにしていた。
「おにいちゃん、上手だよね」
野菜を切っていると、隣で鍋を見ているカナコが感心したように言って。
俺も、意外といけるんじゃないか?と思ってしまうほど、料理が嫌いじゃないことに気が付いた。
そんな週末もあっという間に過ぎていき、日曜日の夜はずっと続いているアメリカとの電話でのやりとり。
最近は、母さんが帰宅している間に教えたインターネットのテレビ電話でのやりとりが多くなり、電話代を気にすることもなくなって、ついつい長くなりがちだった。
いろんなお店を見て回りながら、出たばかりの給料でカナコにワンピースを買ってあげた。
「ありがとう!」
新しいワンピースを大切に抱え、ご機嫌なカナコ。
俺も、自分用にネクタイを買い、お昼御飯を食べてから食料品を買い込み、夕方には帰宅した。
平日、隣の竹内さんにお世話になりっぱなしなので、予定のない週末は自分たちでできるだけやることにして。
夕飯をカナコと一緒に作りながら、なれなかった家事もなんとかこなせるようになっていて。
「週末がお天気だと、洗濯物が乾いて気持ちいいね!」
すっかり主婦のようなことを言うカナコが、少しかわいそうとも思いつつ。
好きでやっているようにも見えるので、俺も手伝いはするけど甘えている部分もあって。
平日なかなか手伝えない分、休日はできるだけ家のことを進んでやるようにしていた。
「おにいちゃん、上手だよね」
野菜を切っていると、隣で鍋を見ているカナコが感心したように言って。
俺も、意外といけるんじゃないか?と思ってしまうほど、料理が嫌いじゃないことに気が付いた。
そんな週末もあっという間に過ぎていき、日曜日の夜はずっと続いているアメリカとの電話でのやりとり。
最近は、母さんが帰宅している間に教えたインターネットのテレビ電話でのやりとりが多くなり、電話代を気にすることもなくなって、ついつい長くなりがちだった。