妹の恋人[完]
「A組だったよ。浅野君はB組だったね」
違うクラスになってしまったんだ。
残念に思いながらB組の名簿を確認する。やはり、見たことのある名前はないなぁ。
「もうすぐ入学式が始まるから、体育館へ行きましょう」
新入生らしき人たちがぞろぞろと歩いて行く方向の先に体育館があるようで。
皆の流れに乗って、入学式会場へ向かった。
式が始まって、校長先生の話とか、担任の先生の紹介などを終えると、教室へ案内された。
教室について、番号順に座る。
出席番号順だといつも1番だった俺。
でも、今回は俺より前に「相沢」君という、いかにも運動してます!といういかつい体をした彼がいたんだ。
「浅野君って、バスケでキャプテンだったろ?」
俺の前に座っている相沢君。
突然振り向いたかと思うと名前を呼ばれてびっくりした。
違う中学だったのに、どうして知っているの?俺の疑問が顔に出ていたのか、大きな体をゆすりながらぎゃははと豪快に笑う相沢君。
なんだかすごい迫力なんだけど。
「俺さ、隣の中学で柔道部のキャプテンやってたんだけど、すげー有名だったよ」
違うクラスになってしまったんだ。
残念に思いながらB組の名簿を確認する。やはり、見たことのある名前はないなぁ。
「もうすぐ入学式が始まるから、体育館へ行きましょう」
新入生らしき人たちがぞろぞろと歩いて行く方向の先に体育館があるようで。
皆の流れに乗って、入学式会場へ向かった。
式が始まって、校長先生の話とか、担任の先生の紹介などを終えると、教室へ案内された。
教室について、番号順に座る。
出席番号順だといつも1番だった俺。
でも、今回は俺より前に「相沢」君という、いかにも運動してます!といういかつい体をした彼がいたんだ。
「浅野君って、バスケでキャプテンだったろ?」
俺の前に座っている相沢君。
突然振り向いたかと思うと名前を呼ばれてびっくりした。
違う中学だったのに、どうして知っているの?俺の疑問が顔に出ていたのか、大きな体をゆすりながらぎゃははと豪快に笑う相沢君。
なんだかすごい迫力なんだけど。
「俺さ、隣の中学で柔道部のキャプテンやってたんだけど、すげー有名だったよ」