妹の恋人[完]
先生の話が終わると、今日は帰宅できるけど、部活の紹介が体育館であるというので参加することにした。
進学校だからなのか、部活へ参加する人数が少ないらしく部活の数も他校に比べると少ないらしい。
俺はバスケット部を希望していたし、話を聞くとバスケット部はあるということだったので入部することは決めていたけど、興味本位で話を聞きに行くつもりだ。
相沢君は体育館へ行く途中で柔道部の先輩につかまり、そのまま入部するから、とそこで別れた。
相沢君と別れて体育館へ一人で向かっていると、先の方で女の子と一緒に楽しそうに歩いている高橋さんを見かけた。
高橋さんのクラスにも、同じ中学からの進学者はいなかったはずだから、もう新しい友達ができたんだろうか。
少し早足で追いつき、声をかけようとした時に後ろから「浅野君だよね?」と声をかけられた。
仕方なく振り向くと、先輩らしき男の人がバスケットのユニフォームを着て立っている。
「中学でキャプテンやってた浅野コウヘイくんだよね?」
目の前の先輩に改めて確認され、ハイ、と返事をすると、がしっと両肩をつかまれてしまった。
「よかった!ぜひバスケット部へ!」
なんだか迫力に押されて困っていると、先輩はぱっと手を離してごめんごめん、と謝ってきた。
この学校には勢いのある人が多いんだろうか?
「俺キャプテンの横山っていうんだ。噂は聞いていたよ。一緒にバスケやらない?」
進学校だからなのか、部活へ参加する人数が少ないらしく部活の数も他校に比べると少ないらしい。
俺はバスケット部を希望していたし、話を聞くとバスケット部はあるということだったので入部することは決めていたけど、興味本位で話を聞きに行くつもりだ。
相沢君は体育館へ行く途中で柔道部の先輩につかまり、そのまま入部するから、とそこで別れた。
相沢君と別れて体育館へ一人で向かっていると、先の方で女の子と一緒に楽しそうに歩いている高橋さんを見かけた。
高橋さんのクラスにも、同じ中学からの進学者はいなかったはずだから、もう新しい友達ができたんだろうか。
少し早足で追いつき、声をかけようとした時に後ろから「浅野君だよね?」と声をかけられた。
仕方なく振り向くと、先輩らしき男の人がバスケットのユニフォームを着て立っている。
「中学でキャプテンやってた浅野コウヘイくんだよね?」
目の前の先輩に改めて確認され、ハイ、と返事をすると、がしっと両肩をつかまれてしまった。
「よかった!ぜひバスケット部へ!」
なんだか迫力に押されて困っていると、先輩はぱっと手を離してごめんごめん、と謝ってきた。
この学校には勢いのある人が多いんだろうか?
「俺キャプテンの横山っていうんだ。噂は聞いていたよ。一緒にバスケやらない?」