幼馴染みは溺愛体質?
会社に連絡が入った
「廣川さんちが、早く帰って・・・」と近所のおばさんから
奏太が車で送るからと言った
「ばぁちゃんちが・・・まさか妹が」と泣き伏せた
俺には意味がわからなかった
親父に聞いた話とは、どこか違う
と思いながら車を走らせ
着いた先には・・・自宅を取り壊している真っ最中
「私の・・・ばぁちゃんと思いでのうちが・・・私のお給料が、少ないからって・・・・」とひざから崩れなきはじめた
それから何かを思い出したかのように屋敷に入ろうとしたみーを止めた
「危ないから・・・・「小雪と小太郎」」と呼ぶと足元に寄って来た
「よかった・・・また私達捨てられたんだね、父が妹に甘いのはわかっていたけどここまでするとは・・」