さくらが散る日には
その人はとたんにムッとして黙り込む。


恥ずかしいの…かな?

どうやら気に障ってしまったようです…

気まずい雰囲気に耐え兼ねた私は提案してみる。


「…良かったらなんですけど…一緒に帰り道探しませんか…?」


私の提案に、その人はまた黙り込む。


自分の言った言葉に少し後悔してとっさに言葉を付け足す。


「いやっ!あの、嫌だったら断ってくだって結構ですから!!」



自分でも訳がわからなくなって目をつぶる。


(はやく何か言ってよ〜〜!!///)
< 19 / 22 >

この作品をシェア

pagetop