さくらが散る日には
. .
「君が迷ってるんなら、一緒に帰ってあげても…いいけど。」


こっ…この人…俗に言う “ツンデレ” ってやつ⁈


少し微笑ましい。母性本能をくすぐられるというか何というか…



「クスッ…そうですね。お願いします」



色々な不安から少しは解放された気がする。



(そういえばこの人、何者なんだろう…私服だから年もわからないし…多分大学生くらいかな?)



そんな疑問を抱きつつも帰り道を探す私達だった。
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