桜色の涙
そう、君との出会いは必然で、この思い出はきっと消えることはないんだろう。
桜にのって訪れる春とともに俺の恋も始まったんだ。
愛して愛されて、傷ついて傷つけて。大人達は「そんなのバカだ」って笑うかもしれない。
それでも、俺の中では永遠に色褪せない思い出だから。今の俺があるのは君のおかげだから。
その儚さも、切なさも。
その強さも、優しさも、美しさも。
怒った顔も、泣いた顔も、笑った顔も。
全部全部、好きだった。君がいれば何も望まないはずだった。
それなのに俺達はどこで道を間違えたんだろう。この恋が普通だったなら幸せになれたんだろうか。
そんなのわからない。わからないからこそ幸せと希望を信じて走り続けるんだ。
いつまでも君の幸せを祈って─────。