僕の恋人
「美咲、ご飯ができたよ」


ボクはテーブルにスープを運んでから、美咲の体を抱き起した。


体の力も無くなってきていて、ボクは美咲を引きずるようにしてテーブルに移動させる。


「ほら、口を開けて」


まるで赤ちゃんを相手にしているような感覚だ。


美咲の口の中にゆっくりとポタージュスープを流し込む。


だけど、簡単に飲みこむことができなくなっている美咲は口の端からスープをこぼしてしまう。
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