僕の恋人
大成は体が大きくて力も強い。


大成が相手なら美咲も警戒もしない。


言葉巧みに美咲を公園のトイレへと誘導したとも考えられた。


大成の言葉に答えられずにいると、大成は徐々に青ざめはじめた。


本気で自分が犯人だと思われていると気が付いたのだ。


「おい、お前冗談だろ?」


「あたしだって、大成を信じたいと思ってる」


声が震えた。
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