大好きな君にエールを
初めまして
私達の新しいクラス、5組に来た。
この学校はクラスが多いため1年の頃に同じクラスだった子はほぼいなくて、もし3人がいなかったら私は絶対に1人だったなと考えると少し怖い。
「席はどこだろ…」
前に貼ってあった紙を見ると皆見事にばらけていた。
「うわ、マジかよ。」
「優くんと離れちゃった…」
「クラスは一緒なんだし、そこまで席順気にしなくても良いんじゃない?」
「そう…だね!!」
なんとか自分に言い聞かせて自分の席に座った。
大丈夫だよ。
優くんは私の席の後ろだし…
列で考えたら近いし…
あーでも隣が良かったなぁ…
考えても無駄なことをずっと考えているうちに先生が来た。
「このクラスの担任の来栖幸人だ。よろしく。」
眼鏡で堅物そうな先生だった。
去年は3年生を教えていて、担当は古典。
接点は特にないからどんな先生かもよく分かんない。
…あ、そういえばバスケ部の顧問だっけ?
それなら優くんに聞けば分かるかな?
優くんはバスケ部の次期エースとも言われてて、それでいてイケメン。
肌も白くて、髪の毛は少し茶色が混ざったマッシュ。
身長も178㎝とバスケの選手にすれば少し小さいけどそれを感じさせないぐらいダンクは力強い。
「葉月?なにニヤけてんの?」
「わっ!優くん!驚かさないでよ~」
「ずっと呼んでたのに気付かないからでしょ?」
「優くんの事考えてただけだもん!ふんっ!」
勢いよく顔を優くんから見えない方へ向きを変えると、笑い声が聞こえてきた。
「ははっ!!なにそれ、可愛いんですけど。」
「もうっ!優くんのバカ!絶対ディスってる!」
「ディスってないよ、本音。」
「う~…そんな事言われたら言い返せなくなっちゃうじゃん…」
「おーい、そこのイチャラブカップルさん??
始業式始まるから早く並んでもらえます?」
ケッとした顔で近付いてくる真冬ちゃん。
真冬ちゃんが来なかったらきっとこの会話は終わらなかった。
ごめんね、ありがとう、真冬ちゃん!!
この学校はクラスが多いため1年の頃に同じクラスだった子はほぼいなくて、もし3人がいなかったら私は絶対に1人だったなと考えると少し怖い。
「席はどこだろ…」
前に貼ってあった紙を見ると皆見事にばらけていた。
「うわ、マジかよ。」
「優くんと離れちゃった…」
「クラスは一緒なんだし、そこまで席順気にしなくても良いんじゃない?」
「そう…だね!!」
なんとか自分に言い聞かせて自分の席に座った。
大丈夫だよ。
優くんは私の席の後ろだし…
列で考えたら近いし…
あーでも隣が良かったなぁ…
考えても無駄なことをずっと考えているうちに先生が来た。
「このクラスの担任の来栖幸人だ。よろしく。」
眼鏡で堅物そうな先生だった。
去年は3年生を教えていて、担当は古典。
接点は特にないからどんな先生かもよく分かんない。
…あ、そういえばバスケ部の顧問だっけ?
それなら優くんに聞けば分かるかな?
優くんはバスケ部の次期エースとも言われてて、それでいてイケメン。
肌も白くて、髪の毛は少し茶色が混ざったマッシュ。
身長も178㎝とバスケの選手にすれば少し小さいけどそれを感じさせないぐらいダンクは力強い。
「葉月?なにニヤけてんの?」
「わっ!優くん!驚かさないでよ~」
「ずっと呼んでたのに気付かないからでしょ?」
「優くんの事考えてただけだもん!ふんっ!」
勢いよく顔を優くんから見えない方へ向きを変えると、笑い声が聞こえてきた。
「ははっ!!なにそれ、可愛いんですけど。」
「もうっ!優くんのバカ!絶対ディスってる!」
「ディスってないよ、本音。」
「う~…そんな事言われたら言い返せなくなっちゃうじゃん…」
「おーい、そこのイチャラブカップルさん??
始業式始まるから早く並んでもらえます?」
ケッとした顔で近付いてくる真冬ちゃん。
真冬ちゃんが来なかったらきっとこの会話は終わらなかった。
ごめんね、ありがとう、真冬ちゃん!!