夜空の星は月とともに瞬く
「ホントだ〜幹事ぃどうなってるのぉ」
「えっと、この人も他校の人なんだけど、電車が遅れてて、もうそろそろついてもいい頃だと思うんだけど…」
幹事の男が言葉を濁したその時、居酒屋の扉が開いた。
『お、遅れてごめんなさい!!』
急いで入ってきた女は他の4人に比べ、大人っぽく、綺麗という言葉が似合う人だった。
「じゃあ、全員揃ったから、自己紹介おねがいしまーす!まず俺から!幹事の藤野海叶(フジノカイト)です!よろしく!」
男子組からの自己紹介だった。
「沼尻奏真。煌翔の元総長。」
そう。
幹部組は、理帆の転校を期に卒業した。
「上賀茂京斗や!よろしゅうな!」
「穂坂悠雅です。よろしくおねがいしますね。」