夜空の星は月とともに瞬く
「高梨悠哉と和哉です☆双子だよ!よろしくね!!」
「私は、狭山円香です。よろしく。」
「富山美佳(トヤマミカ)って言います!どうぞよろしく!!」
「里上有紗(サトガミアリサ)です。よろしくおねがいします。」
「私の名前は砂金歌保梨(イサゴカホリ)です。よろしくおねがいします。」
そして、最後には、あの遅れてきた女の子が自己紹介をした。
「えっと…私の名前は、浦河理帆です。」
それを聞いて煌翔と円香が目を見開く。
「ね、ねぇ!質問いい?」
円香が身を乗り出して聞く。
『は…はい…』
「どこの高校だった?」
『初めは、長沼学園です。引っ越して三浦学園に行きました。そこで卒業しました。』
「ねぇ、私たちのこと覚えてる?」
『…はい。再会できて嬉しかったです。』
目を細めて笑う顔には、3年前の面影が微かに残っていた。
『みなさん。ありがとうございます!!』
「理帆!!!」
煌翔以外はポカンとしていたが、それでも笑顔は絶えなかった。
【終わり】