夜空の星は月とともに瞬く
携帯を、私の手からスルリと盗った和哉。
スピーカーにして、電話をとった。
[もしもしぃ?理帆ぉ?私たちぃ、ちゃんと言われた事は果たしたからぁ、約束の件よろしくねぇ~♪あんたの言う通り、円香の怯える姿はサイコーだったよぉ!またよろしくねぇ~]
知らない声だった。
なのに、私の携帯番号と名前を知っている。
「やっぱり…そう…なんだな。」
私の携帯を持っていた和哉が言う。
『ち、違う!!私はこんな人たち知らない!!』