夜空の星は月とともに瞬く
ひとりの少女に背中を向けて歩く俺らは、なんとも言えない雰囲気に包まれていた。
彼女、浦河理帆は俺らの元姫。
明るい笑顔とちょっとバカな性格でチームを明るくしていた。
でも円香が入ってきていじめをし始め、証拠もあったためにチームから追い出した。
イジメをしたアイツが悪いんだ。
そう思って、やり返した。
そして今日。
廊下ですれ違った理帆に喧嘩をふっかけた。胸ぐらをつかんで、罵声を浴びせた。