夜空の星は月とともに瞬く

俺らのチームは姫を守ることで成り立っているようなものだからな。



もっとも、その姫が正しいとは限らない…




【正しい】は、どこにあるのだろうか。




煌翔が去っていった。



ひと安心したからか、さっきのような怖さはなく、いつも通りの足取りで歩くことが出来る。



もう意外と時間はないのかもしれない。



イライラしていたのは、もしかしたら、真実のパターンを考え始めたからかもしれないから。



私が言うの。



真実はこうなんだって。



みんなに伝えるのは、私がいい。


みんなの反応が楽しみだから。



私は頑固で歪んでる性格だから、許せないかもしれない。




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