夜空の星は月とともに瞬く
第2章 私のイツメン
校門の近くに行くと二人の男の子が来た。



「理帆。おはよう。」


『おはよう奏真(ソウマ)。』


「浦河さんおはよう。」


『おはよう悠雅(ユウガ)。あれ、今日は2人だけ?』


「うん。ちょっとみんなで行くにはアレかなぁってことになって2人だけで来たんです。」


『大変だよね…守らなきゃいけないものがあるって。』


「一応言っておくが、その守らなきゃいけないものの中にお前も入ってるんだからな?」


『えへへ…ちょっと忘れてた。』


「そうか。自覚なしか。じゃあもう守るのやめようか。」


『えっ!?ちょっと待って!!ごめんなさい!!嘘です!!ちゃんと覚えてました!!』



彼らは煌翔の幹部。


5人いる幹部は、私のイツメンだ。


入学してすぐ、ちょっとしたきっかけで仲良くなり、姫にしてもらった。

< 3 / 107 >

この作品をシェア

pagetop