夜空の星は月とともに瞬く

私の古い知り合いと言っていたが、ただ単に小さい頃から私の相談相手になってくれた人だ。



今日もこれから宗一郎さんのところへ行く。


ずっと近くにいてくれる人だから、あだ名はそーさん。


そーさんは多分私の一番の理解者だ。



『そーさん!こんばんわ!理帆です!』


「おお!来たか!上がれ上がれ!」


『お邪魔しまーす!』



いつものようにそーさんの家に上がり、ソファーに座って待っていると、そーさんが麦茶を持ってきてくれた。



あれ?そーさんがジャージじゃない!?



『そーさん今日はジャージじゃないの?』


「あ、ああ。今日はちょっと話があるんだ…」


『話?練習は?』


「ふぅ…今から話すから。」


『うん…?』
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