夜空の星は月とともに瞬く


「あのな、理帆。もう止めないか?喧嘩なんてさ、やる必要ねぇだろ?だってお前は守ってくれる人が…」


『嫌!止めたくない!そーさんよりも強くならなきゃいけないの!!』


「充分もう俺を超えてるよ。」


『そーさんを簡単に倒せるくらいに強くならなきゃいけないの!!』


「なんで喧嘩を習うのかなんて知らねぇけど、お前は守ってくれる人がいるだろ!そいつらに頼ってやれよ!」


『…そーさんが…』


「あ?なんだよ。」


『そーさんは私の一番の理解者だと思ってたのに…』



私は臆病だから、煌翔を追い出された事はそーさんには話せてない。



「だから、お前を守っている奴らは、お前に頼ってもらえないと不安なんだよ!」


『そーさんごめん。私、しばらく来ないや。忙しくなりそうだし。』


「やっとわかったか。今の学校生活は今しかないんだからな!有意義に過ごせよ!」


『…うん。』

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