夜空の星は月とともに瞬く
みんな、私の事は恋愛対象として見てるようには思えないけど、それが一番だと思ってる。
自然に接して、まるで、昔からの友達のように気軽に話せる空気が私たちにはあった。
『あっ…さ、先に行ってて。』
下駄箱の前まで来て、やっと思い出した私。
今までバラさずに済んだのに、今日、いよいよバレるかと思ってドキドキした。
鍵のかけてある下駄箱。
私の靴が入っているところだけ、白いものが見えている。
《いい加減にしろ。お前には向いていない。早くその位置からドケ。お前のような者が居ていい場所ではない。汚す前に早くいなくなれ。》
《アンタなんかがいるだけであの人たちが汚れてしまう。汚いお前は必要とされてない。さっさといなくなってしまえ。辞めてしまえ。》
《あの方々に相応しくないあなたがあの場所にいる必要が無い。正直に言うと、あの方々もあなたのことをウザがっている。可哀想だ。早く離れなさい。ブスのお前があの方々の隣にいるなど言語道断だ。》
などとまあ嫌がらせの手紙がたくさん入っているのである。