夜空の星は月とともに瞬く
日にちを指定して、一つの小包が宗一郎のところへ届くようにする。
気持ちがすべてそこにあるから。
わかって…
ありがとう…宗一郎…みんな…
私は煌翔が大好きだから。
遂に抗戦当日。
「来たか。」
コツコツと靴の音が聞こえる。
煌翔の幹部らは、特攻服を着て待っていた。
『考え直す気は無さそうね。』
決意を決めた顔で私のことを見ているかつての仲間。
「どういう事だよ。」
私の言葉に顔を歪める。
『円香のことよ。もちろん。』