夜空の星は月とともに瞬く
『無かったらこんな事しないじゃん。私は、あなた達の世界を変えに来たの。』
口角を上げ、微笑む。
「気持ち悪っ…」
円香がサラリと毒を吐く。
『そうだ。忘れてた。ひとつみんなに聞かせてあげるよ。』
スマホを起動させ、音声を流す。
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『聞いているけど。何?』
「何よその反応!偉っそうに!裏切りモノのくせに!!」
『あなたが仕組んだんじゃない。私があいつらから嫌われるように。』
「あーあ…気づいてたんだぁ…てかいいのぉ?あいつらとか言っちゃって?」
『別にいいでしょ。だってもうあの人たちを好きにはなれないと思うから。』
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