夜空の星は月とともに瞬く
京斗は恨めしそうに私をぼんやりと視界に入れている。
『わかった。じゃあ始めようか。』
私の人生へのカウントダウンを。
「理帆…俺はお前を止めるために参加する。」
宗一郎が悲しそうにいう。
『宗一郎さんでも、止められませんよ。』
そーさんとはもう呼ばない。
「理帆…やめろよこんなこと。」
『こんなことじゃない。私はみんなの為を思ってやってるの。自分を犠牲にしてまでも。』
「みんなのためになんてなっているわけねぇじゃねぇかよ!」
『いいんだよ。私の自己満足だから。巻き込まれてよ?』
まるで自分に言っているようにほそぼそと話す。