夜空の星は月とともに瞬く
「そう…ですか…」
「とりあえず、目が覚めしだい御本人に確認いたしますので、今日は帰って休まれた方がよいと思いますよ?」
医者のその言葉で、みんな解散した。
白い空間の向こうには黒い空間があって、進めば進むほど近くなってくるのが分かる。
誰もいない空間を1人で歩き続ける。
黒い空間に1歩足を踏み入れた瞬間、辺りが暗くなった。
理帆の後ろには、白い空間が広がっていたはずなのに全てが黒い空間になっていた。