夜空の星は月とともに瞬く
「あれ?徹平、その子煌翔の姫だよね?」
見たことのない男の人が3人ほど来た。
「元、姫な。」
『はじめまして。煌翔の元姫の浦河理帆です。徹平さんには病室で助けていただきました。』
「これはこれは、丁寧に自己紹介ありがとう。でもさ、煌翔のやつだから、徹平には近づかないでくれる?敵なのに図々しいんだよね。」
童顔の男が理帆に向かって言う。
「おい、奏汰!」
それを止めた人。
「何するんだよ!要!」
どうやら要と言うらしい。
そして、それを少し離れて静かに見ている男がいる。
「理帆、紹介する。この、うるさいのが女嫌いの奏汰(カナタ)だ。」