夜空の星は月とともに瞬く
「だってお前遊んでたからめんどくせぇしほっといていっかって話になったんだぜ?」
「俺は認めねぇぞ!?賛成してたまるかよ!こんな敵の姫をうちの姫にするなんて。」
大きな声を出して怒る奏汰。
「ここは病院です。お静かにお願いしますねっ!」
看護師の人が奏汰に向かって注意する。
「え?元姫だよ?別に良くない?」
要がふわりと笑いながら顔を傾ける。
『元でも敵だったことには変わりないんだから。奏汰の言っていることは間違えではないでしょ。』
「そうだなー」
ニコニコ顔のままの徹平が、零を見る。
「…別にいいんじゃねぇのか?」
『えっ?』