死にたがりのブルー





「え、だって付き合ってくれるんでしょ?」



「つ、付き合うってまさか、交際するということですか」




「うん、そう。」




「私たち昨日初めて喋ったのに!?」




「そんなの、好きになっちゃったんだからしょうがなくない?」




「好……!?!?!?」





だ、ダメだ。全然理解出来ない。





そりゃ私が超絶美少女なら一目惚れとか有り得るかもしれないけど。




身長150センチちょっと。



顔も成績も至って普通。可もなく不可もなく。



運動神経は……壊滅的。



特に人より長けたことがあるわけでもなく、どこにでもいるような普通の女子高生。




そんなBマイナスレベルの私に早川くんが好意を寄せるなんて、夢か幻か、はたまた催眠術か。





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