死にたがりのブルー



両手に抱えていたクラス全員分のノートを思いっきり瞬に投げつけて、バサバサとそこら中に散らばるノートを拾うこともせず、その場から走りだす。



昼休みももう終わり。もうすぐ予鈴がなる時間。



でも今は授業に出る気になんてなれないよ。




「っ、ひっ、く…」




走って走って、たどり着いた先は屋上。




本当は立ち入り禁止だけど、鍵が壊れていて右に3回、左に2回回すと扉が開くって風の噂で聞いたことがあって、思わず駆け込んだ。




だって今誰もいないところなんてここくらいしか思いつかなくて。





「う〜〜っ!!」




床にへたりこんで、涙でぐちゃぐちゃの顔を両手で覆う。




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