死にたがりのブルー




「じゃあまた月曜日ね!」



「うん、またねっ」




ファミレス後にした私たちは、その後プリクラを撮ったり、また買い物をしたり。




なんだかんだと遊んでいるうちに時刻は17時過ぎ。




待ち合わせ場所だった駅で別れ、家に帰ろうとホームで電車を待つ。





最近日を追う事に暗くなるのが遅くなって、もう17時くらいじゃ真昼かってくらい明るい。



…早川くん、何してるんだろ。




陸上部やってたときは当然土日も部活だったんだろうけど、退部した今はどうしてるのかな、なんて。




私、早川くんのこと考えすぎだって!




いかんいかんと頭の中から早川くんを追い出すように首をぶんぶんと横に振ると、カバンの中のスマホが震え出す。




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